55歳からのハローライフ第3話

 期待が高かった分「正直言ってつまらなかった・・・」、男がこれじゃかわいそうです。女性の上から目線で今回は作られていますから仕方ないかもしれませんが、やっぱり肉体的に生きのいい若造が欲しかったんだ、この主人公は・・・、などと結局終わりに思ってしまいました。その若造の彼女が「ひまわり」http://www.youtube.com/watch?v=GmT1q8RhSUc なんて45年も前の古い映画を男と女の会話にするとも思えませんし(ムード音楽の巨匠ヘンリーマンシーにのテーマ曲が素晴らしい、大変泣ける男女すれ違いの映画ですが・・・)、元亭主はかみさんから「三下り半」を言い渡され、かみさんはすでに他の男を結婚相談所で物色しているのですから、そんな女に未練たらしく会いたいメールなどをしてはやはり元亭主は「女々しい」です。(その役をやっている浅野和之は好きな役者ですが・・・)また原田美枝子だからあの女性役が似合ったのかもしれませんが、将来が不安で経済的にも安定したいという下心で結婚相談所に行くのなら、割り切ってかなりの資産家でもたぶらかせばよいのです。でも私がドラマに出てきた男の立場で、あんな女性が現れたら「おかしくなる」かもしれませんが、それはまずないでしょう。肉体的にまったく生きはよくありませんし、資産もありません。ましてや結婚相談所などに払うお金があったら、高知の「ひろめ市場」で横に座ったお姉さんにでも声をかけて楽しみますよ。
 体たらくな定年後の抜け殻のような日々を送っている亭主族も中にはいるかもしれない、でも大半は家族のために自分を犠牲にして馬車馬のように働いてきた人たちです。それはかみさん連中もわかっているでしょうから互いに我慢しあきらめながらも少し感謝の念を感じて、夫が掛けてくれた年金をもらいながら自分の人生を生きています。だからこんな韓流のような小説が受けるのかもしれませんね。
 ドラマを観て腹を立てこのようなブログにその感想を書いている自分こそ、村上龍NHKの思う壺の罠にはまった典型的な小市民かもしれません。それに気が付くと振り回されている自分が嫌になってきました。ドラマはまだ続くようですが、ブログでのお話は今回で終わりましょう。我が国はおかしな首相のもとおかしな方向に進んでいるようですから、私がブログで今エネルギーを注ぐべき内容は、テレビドラマなどではないと気が付きました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140627-00000016-mantan-ent&p=1
 次回作も主人公の小林薫が、男としてかわいそうな役を演じている内容のようです。だから次回はビデオに撮ったのを後日少しずつ見ることにします。