試験中で忙しくしています。

 普段はあまり満席にはしないのですが、クラブがなくて希望時間が重なったり試験前はチケット制をうまく利用して、同じ料金で試験前に多く勉強に来る生徒がいるので、時間によっては満席近くになりますが、完全満席にはいたしません。時間変更でこの時間を希望する生徒もいるかもしれないからです。こういう時に文明の利器、ノートパソコンの無線ランは大きな力を発揮します。とにかく問題をやらせますからその答え合わせにどこの机でも確認できるのです。そして自分でやらせてまた確認します。手が掛る生徒は普通試験前はよその塾ではあまり見てもらえないようですが、ミシガンではとにかく分かるまで本人が辞めるまで繰り返しやらせます。一回で問題が分かれば塾は要らないでしょう、分からないから塾にお金を払って来ています。その様子は逐一個人の学習記録に残し、本人の感想と一緒に毎月保護者に渡しています。よそから来た生徒の保護者に「前の塾ではこんな連絡はまったくなくて、ただ月謝を引き落とされるだけで成績を知ってあわてて塾に行ったらそんな約束(生徒の様子の報告)はしていない・・・」とか言われたとか。だから最初はこの塾が他の塾を意識してわざと始めたのだと思ったようで、「1年以上も続いているからやっぱりチラシの親の感想は本当だ!」とわかったそうです。良かったです。全国には私の所よりこまめにお子さんの様子を知らせている塾もおありでしょうが、私は全部毎回全員に私の手で出席帰宅安全メールを送り、気になる様子は全部手打ちでメールしています。それが私の校区ではスタンダードになりつつあるのです。最近安全メールを始めた塾もあるようですが初期投資も入って毎月の使用料も必要でしょうから、無料ではきついでしょう・・・。私は10年物のメールシステムをアップデートしながら最近は格安で使っています。永く使えば安くなるのですね。
 でもパソコンを使えないのか使わないのか、こんな素晴らしい学習ツールをどうして塾で使わないのでしょう、親の中にも今だに「パソコンなんて・・・」と毛嫌いする親もいないことはありません。大変現代から遅れているかわいそうな人だと思います。
 こういう進んだ知識は私が全国の塾長会にマメに出席して、様々な全国の進んでいる塾の形態を、このミシガンの形態に応用発展利用しているからに他なりません。10月にも11月にも関西、東海地方で懇意にしていただいている塾長会で勉強してきます。関西の会はもう10年出席させていただいていますし、東海の会は全国から大変熱心な塾の関係者が集まり意見交換をいたします。この春には分科会として高知でやらせていただきました。小さな教室ですが全国から塾長が集まり私の塾の内容は、全国レベルに全く引けを取っていないと評価していただきました。塾は大きいだけが良いのではありません。どれくらい各個人個人の生徒にレベルや指導法を合わせることができるかで、その塾の善し悪しは判断が決まります。ある人には良くなくても大多数の方がOKならば、どうしても合わない人はマイノリティー(少数派)に他なりませんから、その存在は仕方ないですね。ですから全員の生徒に今回の試験対策でもベストで臨むミシガンです。だから30年続いているのです。
 塾を永くやろうと思う塾長さんは、拡める事より今いる生徒にどれだけ合わせられるかを、まず考えることです。拡めると他の講師が要り、塾長のポリシーの生徒への合わせ方が薄まりますね、塾長あなたのポリシーはどれだけ反映できるでしょうか、大多数に合わせているはずが気が付いたら他人任せで、それが思わぬ少数に合わせているようになっているかもしれません。今一度検証されてください。私の理想は茶室規模の教室運営と生徒指導です。