夏期講習 後半が始まりました。

 ゆっくりと夏休みをいただき、中部地方のお知り合いの塾をいくつか見学させていただきました。初めて訪問の地区もあり、その教室見学後名物料理などもいただきながら、温泉にも入って旅の風情も味わっていました。
 どこの塾長も最終的には生徒の幸せを祈りながら塾経営をされていまして、これからも互いに励まし合いながらまずは地元の教育レベルを上げ、しいては我が国の教育レベルを上げてゆこうと話しました。悩みはいろいろみなさんありますがその中で、情報交換などをメール上の知り合いでするよりも、やはり現地で生に会ってお話しすることで、今まで以上の心のつながりができるように感じるのです。また教材の全国ユーザー会などで再会した時など、より深いお話もできます。
 塾長は本当に孤独です。自分が分かっていることを分からない生徒に、いかに分かるように伝えるかは、常に生徒一人一人で違っていますし、また分かると思っていた生徒も内容によりましては、分からなくなる事もあります。そんな中で今の事も理解させて、成績を上げることは大変大切ですが、私は彼らの数年先までの事を考えて指導していますから、時間のかかる生徒もいるのです。
 その上塾は、学校が毎日教えてわからなくなった事を、週に数回短時間で複数教科を教えてわかるようにするのが当たり前と思われている職種ですから、どうしても生徒自身の自分での学習は絶対に必要になりますから、その自分でする能力を育てる意味でも、わたしの塾は夏休みと言っても、朝から晩までの塾漬けなど絶対にしていません。そんな習慣を身に付けてしまったら高校へ行っても自分で何をしてよいのかわからない、塾なしでは勉強もできないお子さんになってしまうのです。でもあえてそれをしていると思われる塾もあるようで、「時間単価にしたらほんとに安い」と言われる塾ほど、そういう傾向が強いように思えてなりません。今さえ良くなればあとは知らない・・・と言わんばかりです。
 病院に行っても病気が治らない時があるように、塾でやっても勉強が分からずなかなか成績が上がらない時もありますが、私はその生徒にあった先を考えた指導を保護者の方にご説明しながら、おこなっています。そうするとやはり今以上の人数は私には厳しいのです。塾漬けのような儲かるやり方の塾ではありませんが、このやり方に共感していただける方がいる以上、頑張ってゆきたいと思います。