小論 今年も頑張っています。全員学内選考クリアー!

 高校3年生の推薦入試希望の生徒たちは、一学期から小論文に取り組んでいました。国立大学を希望する者もいて狭き門ですが、まずはその生徒の在籍する高校で学校推薦をもらえるべく、小論文を書く必要があるのです。推薦入試にノミネートされるくらいですから、成績は良い生徒ばかりですがその中でいかに自分を強くアッピールできるかが、小論文のむつかしいところでもあり面白いところです。生徒自身もそれなりに小論文を勉強していて無難に仕上げてくるのですが、全く面白くありませんし、印象に残らない内容ばかりでしたから、私は彼らの持ち味を大切にしながら、その文章を書くに至った背景や考えをじっくり聞いて、文章を書き直させます。なかなかすぐにはうまくは書けませんが、やはり塾で長く指導していて成績もそれなりの生徒たちですし、十分彼らを私が知っていますから、かなり彼らの個性を強く出した論文に仕上がってゆきます。
 ただ言えることは小論文を習いたいのでと短期で申し込まれても、なかなか読み手の心に響く個性的な論文はかけないという事です。もし短期に書けたとしてもうわべだけのテクニックだけを習っただけでしょうから、必ず行き詰るでしょう。小論文講座はそれくらい時間をかけて指導し学ぶもので、短時間で身に付くものではありません。
 もしあなたが小論文を習っているとして、その先生の書いた文章をたくさん読んだことがどれくらいあるでしょうか、塾ミシガン高知の小論文講座の生徒さんには、必ずこのブログをずっと読んでもらっています。毎週書いているブログが小論文的だと言われる所以なのです。
 今月学校推薦選考は全員無事クリアーでき、数か月後の本試験も頑張ってほしいです。またせっかく学んだ小論文を書けるようになった力を宝として、今後も自分の意見発表に利用してもらいたいと願います。その文章力は大学で必ず役に立ちます!そんな指導を私はずっと心がけてきました。そして字を上手じゃなくても丁寧に的確な意味の漢字を使って書く、これは最低限大切なことです。小論文は本当のその生徒の総合的な表現力や思考が分かりますから、多く入試や入社試験に利用されるのです。指導者の文章力の高い技量が必要なのは言うまでもありません。