色々あって疲れを感じたこの一週間でした。

 まず安倍元首相の射殺事件である。歴代一位の長期政権に君臨し総理大臣引退後も彼の属する政党では一番大きな派閥の首領として、いまだに大きな影響力を持っていた政治家であった。私と同じ歳の同級生であまりにも若すぎる。人の運命なんて本当に分からない。そして二日後には参議院選挙があり、彼の自民党は圧勝したのだ。

 多くの支持を集めて勝った自民党には国民全体が幸せになるようなより良い政治を期待するが、良かれと思って何かを政治が決めても、必ず悪くなる人もいるのが世の中である。円安は物価を押し上げて国民を苦しくしているのは事実であるが、円安で潤っている企業や産業も少なくないから本当に今の世界は難しいと思う。

 この30年間給料があまり上がっていないのは世界では日本くらいだという事であるが、昼飯がまだ何とかワンコイン(¥500)で食べられるのは、先進国では日本ぐらいだろう。給料があまり上がらなかったから失業者を増やさずに動いてきた日本経済の一面もあるのだ。しかしインフレでも国民生活が苦しいのなら、今は時限的にもやはり国債をさらに発行して、お金の量を増やすのも経済政策なのではないだろうか。現金給付は預金に回ってしまうから地域特定商品券などにして国民に定期的に配れば、今よりは経済状態は良くなるような気がするのだ。でもいくら景気が良くてもアメリカのように昼飯が2000円以上もかかり始めたら、私は生活できなくなるだろう。今は海外旅行は行く時ではありません。

 寝苦しい暑さもあり、また信じられない事が起こったこの一週間、少し疲れを感じてしまった。