英語講師初級研修会実施

皆さまこんにちは、こんばんは
めっきり日が短くなり午後6時にはもう暗くなっています。昼間は25度近くの日もありますが朝夕は10度を下回り、北国からは雪の知らせも聞こえ始めました。

10月2日に「英語指導者初級研修会」を開くことが出来まして、参加された塾長からは『今まで分かっていたつもりのアルファベット指導が、こんなにも奥が深くて大切な物とは知らなかった。大変勉強になり参加して良かったから続けて勉強したいので次回も是非やってほしい』とのうれしい言葉を言っていただきました。日本語で言えば「あいうえお」のきれいな発音方法を練習し直すようなものかもしれませんが、英語には日本語にはない発音方法があります。長く英語圏にいても、なかなか英語を母語として話しているネイティブスピーカーのような発音は、日本人にはできないものですから、私が学んだミシガンメソードの発音練習からヒントを得て、我々日本人にわかりやすいように永年研究工夫してきた発音方法をお話しさせていただきました。そして発音方法から単語や英文にお話を広げたのですが、その学習方法の根底には「聴-話-読-書」の不滅の理論が脈々と流れているのです。

終盤に参加されました社長からも『第2回目もやりましょうか……』とのお言葉をいただき思案していました。この頃は中1の2学期中間試験にはもう過去形、それも不規則動詞まで出題されており、以前のような内容ではありません。現場の先生方もその指導に大変苦労されている様子を見た時に、最近の中1生用の英語指導法の研修が必要ではないか、と思い始めました。私の教室も同じで中1生の中では、2学期の中間試験が良かった生徒だけではなく、平均よりも良くなかった生徒もいてその原因を考えていました。

明らかに点数の芳しくない生徒は勉強不足が原因なのですが、各科目の試験内容量そのものが大変増えていて、今までの時間数ではそれらすべての科目の指導に、時間が十分でないのが理由に挙げられます。特に英語に関しては夏休みの学習方法で、かなり各自の成績が違う事も判明したのです。

今更夏休みの学習不足を論じても後の祭りなのですが、教科書の学習以外に並行して文法書を併用学習してゆく事が大切のように思います。そして大変増えた単語も生徒には苦痛の種ですね。

毎回英語学習の前に単語学習を15分間させるのも効果があります。しかしなかなか生徒全員がやれないのも事実でしょう。そしたら書かせなくてもまずは聴かせる、言わせる、そして読ませてできるようになったら、書かせるようにすると覚えやすいです。

でも個別学習では各自にそれをやらせていると時間がかかりますし、指導も大変になりますね。それも大変わかります。でも何かをやらせないと今の状況は何も変わらないですから、塾長が各個人にこれならできて続けられそうだと思う方法で、まずは授業をされてみてください。でも覚えていてほしいのはいきなり書かせるのは大変だという事です。先日の研修でも単語の覚え方ノートの利用法をお話ししましたが、まず自分で単語ノートを作らせると生徒は自然に言って、読んで、書くようになったと聞きましたから、やはり私が提唱した「聴-話-読-書」の順番で勉強するのが一番自然にできる方法であると確信するのです。他の暗記科目でもこの方法は大変有効です。

もし第2回目の研修がありましたら、英語のみならず他の科目への利用方法などにも触れたいと思います。
でも英語は試験勉強ではなくて今後話せることが、これからは特に大切になるでしょうし、現代人としては常識の一つになってくると思います。その時に講師としてきれいな発音をするためには、先日の研修内容が大変役立ちますから、どうか参加された塾長は忘れないように、どんどん生徒に教えてください。あなたが時間とお金を使って身に付けた今回の研修修了証、CERTIFICATE of ACHIEVEMENT で証明していますから、自信を持ってご指導ください。