「眉山」

このブログは高知新聞2023年8月25日読者欄に掲載されました。


 お盆休みの前、町内会の防災研修のために徳島市を訪問し、帰りに眉山ふもとの阿波おどり会館を見学した。眉山はロープウェイに乗るためにその会館には入った事はあったが、初めて阿波おどりを踊りまた付属するミュージアムでその歴史を知り、そこで紹介されていた映画「眉山」を知ったのである。

 阿波おどりをモチーフにした徳島市が舞台の2007年度の作品で、翌年の日本アカデミー賞を総なめにした作品とは知らずその映画を観たのだが、男泣きをしてしまった。

詳しい内容は差し控えるが、この映画をよさこい祭りに替えて眉山筆山に置き換えたら、同じような感動的な映画ができるのではないかと思ったのだ。県出身の俳優で固めて主人公の母親は原知佐子、父親は北村総一郎、恋人役は和田正人、そして主人公は、最近話題の多い女優とか・・・、、

 亡くなった方もいるのでこの配役は無理だろうけれど、今までも映画やTVドラマの舞台になって、我が県の観光産業は盛り上がり潤ってきた。「らんまん」が盛り上がれば盛り上がるほど、「らんまん」後が私は気になるのである。これからはロケ地として待つのではなく、何か県を挙げて「眉山」のような映画などを積極的に製作し売り込んでゆく県の事業を、強く切望するものである。