春闘が盛んです。

 今年月収の4%以上の賃上げが、大企業では行われているようです。毎月の給料の4%で、額面が30万円なら毎月12,000円は上がることになります。そしてこれが上がるとボーナスも当然給与の数か月分ですから、上がることになります。私は自営業者ですから春闘など全く関係ありませんが、生徒さんのご家庭は影響があるかもしれません。

 日本にある企業の99.7%は中小企業で、労働者の7割がそこで働いているようですから、初めのうらやましいベースアップ春闘のお話は、それらの大企業には関係のない人たちには無縁のようです。これから物価が上がっていけばその賃上げは役立つでしょうが、もしまたデフレにでもなったら企業は、早々にその賃上げを止めるでしょう。

 少子化の影響か授業料を下げる塾もあるようですが、それで今のサービスが出来なくなるなら私は値段は下げません。チケット制、当日の授業予約、変更、キャンセルOKで振替も時間が選べる塾ですから、それが出来ない塾と比べれば、不便なはずがありません。しかし規則がないわけでもありませんし、その自由さは生徒と私の信頼で成り立っているのです。

 遅れる時は必ず連絡をもらいますし、授業中の私語も禁止です。でもそんなことが面倒だと、私の塾を嫌がる生徒もいましたね、そんな決まりに縛られなくても勉強が出来るようになって、成績が上がれば良いと思っている、可哀想な生徒でした。そしてそういうことを構わない塾があり生徒が集まっていると聞いて、少しショックを受けました。そこの塾長はどんな塾を目指しているのでしょう?ただ生徒に迎合しているだけではないのでしょうか、そしてそんなことが社会に出て、通用するとでも思っているのでしょうか、それを注意しない親も親です。私が古い人間だからでしょうか、いや違います。私が普通なのです。

 春闘は社会人のお話ですが、生徒や学生たちに多く関係してくる事柄であることは、間違いありません。やはり塾は学ぶ場です。勉強もそうですが社会習慣も身に付ける場所であると、私は信じて指導しています。