速聴講習

 塾ミシガン高知桟橋教室の新しいHPアドレスです。

検索は「塾ミシガン高知sakura」で検索してください。

https://juku-michigan.sakura.ne.jp/

 

 パソコンによる速聴学習の効果は、授業時間が短くできてより多くの学習ができる事はパソコン学習導入時から分かっていたので、もう長い期間利用しています。逆に遅聴機能も利用出来るので、予習授業などでどうしても理解しにくい内容にも利用できるから、より多くの生徒に利用できているので大変利用できます。ただ表面的にそれらをあまり経験のないまた、パソコン使用に慣れていない人が利用しても、なかなか効果が上がらないのもうなずけます。というのもその利用法は、各生徒生徒で違えなければいけないからです。利用教材も使用する側が機能を理解しておくことも大事ですから、なかなか普及しない点はそこにあるのかもしれません。やはり速聴学習などを日ごろの授業で利用しようとすれば、それなりの実績のある教室で受ける必要はあるでしょう。

 そういう事をマスターした塾長たちが参加した、新たな速聴学習の可能性を学習できる研修に、参加してきました。パソコンによる私たちが従来行っている速聴学習を、より一歩深めて活用すれば、脳の活性化はもとより、本来人間が持っている潜在能力まで呼び起こし脳がより発達するというお話は、正直この話を聞くまではあまり信用できる話だとは思っていませんでしたが、私自身の音楽の勉強や英語の学習経験とシンクロすることが多くあり、大変納得のいく解説だったのです。

 私は作曲や編曲を学んでいました。いわゆるクラシックタイプの音楽です。今でさえコンピューターミュージックが盛んですが、私の頃は全部手書きの楽譜です。音楽の経験のある方なら楽譜というものがあるのはお判りでしょうが、オーケストラでは50人メンバーがいたらその楽譜は、20種類ほどの楽譜が同時に演奏されて一つの楽曲が成り立っていますから、メロディーごとにそれぞれの楽器に割り振っていって、一小節ごとに完成させてゆきます。ただ紙に書いてる楽譜ですから音は全く分かりませんが、それを何十曲と書いてゆくうちに、音が聴こえてくるのです。楽譜は短い曲でもタブロイド判の新聞紙10枚ほどになります。ですから今でもオーケストラの音楽など聴くと、その楽譜が見えてきます。

 それを私は全部頭で仕上げていましたので驚かれましたが、まとまったその音が曲として譜面から聴こえていました。英語もそうです。分からない英語をただ聞いていたら突然単語が引っ掛かり、フレーズとして聴こえ始めました。そうなるとただ「聞く」のではなくて「聴ける」ようになった瞬間だったのです。私はこんな勉強を音楽も英語もしたので、速聴がより利用できるようになったのかもしれません。

 聴く力というのは4技能の中で、一番早く身に付き最後まで残るものですから、私は少し講師の話されていた次元まで少しでも近づけて見たいと、今回の研修から感じたのです。あくまで塾での使用に私は考えていますが、歳を取って少し脳の衰えが見え始めたらその速聴機能が、再びその衰えた脳を活性化させる力があるとも聞いたので、自分でその実験台にもなってみるつもりですし、速聴とはすごい可能性を秘めていると強く感じた研修会でした。